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地震を考える日 1年目 [地震]

1周年だからどうしようということもありません.
  まだ忘れてはいけないことですし,復興の途中です.
  福島の原発の放射能除去は,まだまだ掛かります.

天災は忘れた頃にやってくる.
  「天災は、起きてから年月がたってその惨禍を忘れた頃に再び起るものである。」
  寺田寅彦の言葉とされていますが,実際にそう言ったわけではないらしい.

実際に寺田寅彦が書いた文章で,「津浪と人間」という随筆(昭和八年).
  (これは,iPad等 i文庫HDにあります. 「青空文庫」で検索できます )
  1933年3月に,三陸沖で昭和三陸地震(M8.1)が発生し,
  大津波で3千人以上の犠牲者が出た.
  実は,その37年前の1896年6月に,同じ三陸沖で明治三陸地震(M8.5)が起きていたのに,
  その教訓が忘れられていたのではないかという内容です.(読むとなるほど)

「津浪に懲りて、はじめは高い処だけに住居を移していても、五年たち、十年たち、
 十五年二十年とたつ間には、やはりいつともなく低い処を求めて人口は移って行くであろう」.
「鉄砲の音に驚いて立った海猫が、いつの間にかまた寄って来るのと
 本質的の区別はないのである」.
「今度の三陸の津浪は、日本全国民にとっても人ごとではないのである」

<趣味画像 751> 3月の雑草です.春はもうすぐ.
751 雑草3月8日.jpg

そうなりますよね.10年1度ぐらいの災害は備えますが,
  100年に1回の災害には,なかなか備えていないものでした.
  天災は「備えを」忘れた頃にやって来る.
  災害直後には詳細な調査がなされ,災害予防策が策定されるが,そのうち忘れ去られる...
  「津波の碑」「災害の碑」は,各地にありますが,自分の所は大丈夫かな.

<関連記事> 
238 水田.jpg 平成23年 6月11日 地震を考える日 6月
ポートアイランド 港の船.jpg 平成23年 3月13日 津波の碑

最後まで読んでいただいて,ありがとうございます.
ほかの記事も読んでくださると,うれしいです.


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